新米ノーカの日々

研修

6月末、有機栽培の農家さんの圃場を見学にいってきました。主につかっている除草機をみせていただきました。

玉ねぎ用の除草機

大豆用の除草機

広大な玉ねぎ畑何度か除草機で走り、何度か人の手で除草していくそうです。遠くに二人作業している姿がみえました。農業に限らずいろんな世界をみることは、とても勉強になります。そして「よし、がんばろう！」と勇気や元気をもらって帰ってきました。

約束

1月の研修はとても意義がある研修だった。
お題が「実践的農業経営管理研修」だったので機械研修の時よりもさらに農業が身近に迫ってきた。
これからどれだけお金がかかるのか、何をどのくらいつくるとどれだけの売り上げがあがるのか、おおまかな数字出してみたり、計画表とにらめっこしたりしてきた。
参加者24名、おなじ作物をつくるのでも、やりかたはそれぞれだ。
24色のひとが集まった。

最終日の前夜、全員が集まって打ち上げパーティーをひらいた。
二次会に流れ、そのときに
「2015年のきょう、Kさんが作ったワインを飲みにみんなで集まろう」という話が出た。
Kさんは現在ワイナリーで研修中だ。自分で育てたぶどうでワインを作る、と言っていた。
「おー、いいねぇ」「みんな何か持ってこよう」「野菜は無理だなぁ」
みんなでわいわい、ワクワクしながら語り、翌日おのおのの研修地に帰っていった。

数日後、私はみんなにメールを出した。
「2015年1月20日、Kさんが作ったワインを飲む会を開こう」と。
一瞬プレッシャーかけちゃったかな？と思った。
でもそれはちがう。
そもそも私が行けるかどうかもわからないのだ。

お米持って行きたい。
いや、行くんだ。

研修で仲間に出会えることはすごくうれしいことだ。
そしてこういう研修を重ねていくことで、すこしづつ「覚悟」を決めていくのだな、と思った。

現に春はもうすぐやってくる。
すこしずつ準備が始まっている。
期待より不安が膨らむここ数日。
もやもやした気持ちをふっきりたい。どっかで「やるぞぉぉぉ～」と叫んでこよう（笑）


数日前の夜、ラジオからDef Techの曲が流れた。
流行った曲だから聴いたことはあったが、歌詞をよく知らなかった。

地に足付け　頭雲抜け　進む前へ前へ前へ
手をつなげば怖くないから
そこまでお前は弱くないから
でもいつまでも　そばにいないから
Believe my way my way my way



じーん
しみるなぁ

にいさんたち、いい歌だね。
ちょっとCD借りてみるかな（ごめんよ）

同じ道をゆくひとたち

先週４日間、今週に１日、新規就農者や研修生が集まるところに行ってきた。

先週は北海道農業大学校というところで「農業機械高度利用研修（初級）」に参加してきた。
早い話がトラクターの勉強会みたいなものだ。
３泊４日の研修に道内から１７名が参加した。

立派な大学。
すれちがう学生さんたちは気持ちよく挨拶をしてくれる。


トレーラー牽引
前進はまあまあ、バックが腹立つほど難しい。


プラウという作業機をつけて走る。初めて見た。
鍬を差したまま引っ張っていくようなイメージ。


ロータリーをつけて耕していく。


この大学は本別町というところにある。
十勝はとてつもなく広い。なにもかもがでっかい。


酪農、肉牛、野菜いろいろ、花、もち米、ぶどうなどなど、いろんなジャンルの人たちが集まった。
20代から50代まで、出身地もさまざま。30代が多かったかな？
同じような位置にいて、同じところに向かおうとしていた。
話を聞いているだけでいい刺激になった。心強かった。
貴重な体験をさせてもらいました。もちろん研修も＾＾；

みんな日々の作業に追われているんだろうな。
風邪ひかないように、がんばって。
ぬまんちもがんばる。

９Days

9月8日（水）、稲刈りが始まった。


最初にコンバインが入るところを鎌で刈る。
そして田んぼの四隅、コンバインが突き当たるところも刈っていく。
基本的には左回りに刈っていくようだが、田んぼの形、稲の倒伏などで変わってくる。



親方が３周くらい外周を試し刈りしていく。
「乗ってみるか？」と聞かれた。始まってせいぜい２､３０分しか経っていない。
「はい！」



そう、このコンバインはぬまんちにやってきたのだ。
自分のコンバインで稲刈りをするのだ。遠慮する理由はなにもない。
（正確に言うとこのときはまだお金を払っていないので、ぬまんちのものではありません＾＾）
元の元の持ち主さんがきてくれて、操作を教えてくれた。
親方は自分のコンバインでバリバリと稲刈りを始めた。
教わって1時間位かな？1人で刈り始めた。

刈り終えたお米は乾燥機に入れられ、水分量を調節する。
翌日コンテナに積まれ、農協の倉庫に出荷されていく。その繰り返しだ。

ずーっとお天気に恵まれて、9日間の稲刈りは終わった。
難しい外周は親方が刈り、真ん中だけ刈らせてもらった。
だんなさんも3日間、コンバインに乗った。
毎日集中していたのでものすごく疲れた。


「去年の米が残っているから新米はまだあたらんぞ」といわれていたのだが、味見してみろ、と「ほしのゆめ」の新米をいただいた。
もらったその日の晩御飯にいただいた。

ぴかぴかに炊きあがった米粒。
自分達が手伝ってできたお米をかみしめた。
新米の香りがして、おいしんだけれど、正直味がわからなかった。
なんだかいろんな味がしたなぁ。

稲刈りはじまる

作文

「○○だよりに記事を載せたいから、400字ちょっとで書いてくれるかい？」と親方から言われた。

作文は超久しぶりだったので自信がなかったのだが、そこそこうまくまとめられたので、ここで発表します！


３年前の春、主人の出身地である○○に永住することを決め、○○から引っ越してきました。
田舎暮らしにあこがれてやってきましたが、ただあこがれではなく田舎で生活するにはどうやっていくかを考えぬいた結果、農業を生業としていこうと決めました。
たくさんの人に助けていただいたおかげで、○○にて水稲の新規就農を目指し農業研修生として受けいれていただけることになりました。○○の○○さん宅で３月から育苗ハウス周りの除雪、ビニールかけから稲作を教わっています。一緒に作業をさせていただいていると播種や田植えといった作業だけでなく、地味な仕事やさまざまな心構えなどやってみなければわからなかったことがたくさんありました。
農家になる、と言った時誰からも「大変だぞ」といわれたことが少しではありますが理解できてきたかなと思います。
田んぼの作業が落ち着いた時は、隣の○○さん宅で施設野菜の管理を教わっています。現在は○○の収穫の真っ最中です。今後の目標はいろいろとありますが、まず農家になってお米を作り、私達の就農を応援してくださる方々に喜んでもらいたい、というのが一番の目標です。

*「○○」になっているところは、地名・お名前・固有名詞です。ご了承ください。

10月頃に発行されるそうです。
どのくらい添削されるでしょうか？楽しみです。

ヒエ抜き

久しぶりに田んぼでお仕事をしてきた。



これ
ひえ抜き



おかあさんが最後の何枚か、一緒にやろうと声をかけてくれた。
あまり（生えて）ないんだと言っていたが、あるところにはちゃんと生えている。
穂を見ないと稲と判断しにくい。
終わりのほうになってやっと、根っこを見たらなんとなくわかるようになってきた。
ヒエはすぐに抜けるのだが、稲はなかなか抜けない。

だんだん穂が垂れてきて、いいかんじになってきた。
９月に入ったらソワソワしてくるんだろうな。

息抜き

種まきのときに手伝いに行ったきり、ごぶさたしていた浅野さんちに友達といっしょにいってきた。

浅野さんは有機農法で野菜を作り、アイガモ農法でお米を作っている。
（一部普通に作っているお米もある）


キャンベラととら豆
キャンベラのプリプリなところが好きでこれを作り続けているそうだ。


シンディスィート


ひとつ食べさせていただいた。
この場で「どれにしようかなー」と選び、シャツのすそできゅっきゅっとふいて食べるトマトがいちばんおいしい。


きらら
ここはアイガモちゃんたちの職場であった。
田植えの約２週間後、電気柵で囲われた田んぼに出勤し、稲に穂が出る頃までお仕事にはげむ。
虫や草を食べ、足で泥をかきまわし、草が生えないようにするのだ。
手前の何も生えていないところは、アイガモちゃんたちの遊び場だそうだ。
もう穂が出てきたので、お仕事は終わりだ。


仕事を終えたアイガモちゃん。
お次はこのハウスの中でごはんをたべてたくさんPooして、いい土をつくる。


これは普通に作っているもち米（だったと思うんだけど…）
浅野さんちでは「ゆきひかり（アイガモ農法）」もつくっているそうだ。
はっきりとした根拠はないのだが、アレルギー症状改善にいいお米だそうだ。
（すべてのかたに、というわけではないようです）

いろんなところをみるのはやっぱり勉強になるなぁ。
この先どうなるのか、なんとなく停滞ぎみだったので、少々お疲れちゃんであった。
浅野さんちにおじゃましてちょっと息抜きできた。

早く農家になりたい、と思った。


今回の訪問で一番の収穫は…









キャー


かわいすぎる～＾＾


もうすぐ5ヶ月になる看板犬（番犬かな？）のじろうくんです。
北海道犬♂、岳とお里が一緒です。いとこかもしれないね。
やっぱり子犬はかわいいですね。もうメロメロでした。
もちろん岳もご対面したのですが、岳はじろうくんの後ろのハウスにいるアイガモちゃんに釘付けになってしまい、じろうくんにはにおいかいだだけでそっぽ向いてました。
じろうくんは遊んでほしくて鳴いてたね。ごめんね。

またおじゃまします。じろうくんに会いに（笑）

あぜの除草

春、あぜの除草をしました。
そのときyuminさんから「どうして除草剤を撒くのか」という質問をいただきました。

もちろん除草のためです。
なぜ草があってはいけないか、
それは「アカヒゲホソミドリカスミカメ」というカメムシの発生源になってしまうからなのだそうです。
このカメムシは籾の隙間から口針を差し、ちゅーっとやるそうです。
そのお米は黒い斑点ができます。
このカメムシは「あぜ」にしかいない、といわれています。
一生懸命あぜ道を除草するのは、このためだそうです。

なぜ、除草剤か？
それは、早く、確実に、草がなくなるからだそうです。
（それでも生えてきますが）

あぜに除草剤を撒いたのは田植え前で、田植え後は機械や刈払い機で草刈りをしています。
ただ大きな面積の場所などは除草剤を使うときもあります。


その他除草の理由としては
・草ボーボーだと歩きづらい。管理しづらい
・(地域によっては)ヘビなどが潜んでしまう
・田んぼに侵入する草もある
・風通しをよくする
・景観
等があげられるそうです。

除草剤を使わずにすめばそれにこしたことはないが、いろいろな理由や事情があって、こういうスタイルになっているのではないかと思います。

(注)地域によって害虫の種類などがちがうかもしれません。




おまけ

ピントがあっていませんが

ごはんを待つ岳

ここから先（私の方）は台所なので、入ってこないようにイスを置いてあります。

「なるべくゴハンのちかくに行きたいんだよぉ」

さあ、次へ

育苗ハウスに土と堆肥（すくったわら）をすきこみ、えん麦を撒く。
驚いたことに、カラスがえん麦を食べにやってきた。ちゃんと知っているのだ。
とめていたひもをはずしクルクル巻く。そしてビニールをしまう。
これからは草との戦いである。草刈りがはじまるのだ。
親方が「おれのところはひとまずかっこついたから、畑行ってきな」と言ってくれた。

お次は野菜の研修である。

自分の畑ではなく、親方の隣の農家に行くのだ。

今日１日、自分の畑に行ってきた。
午後から雲行きが怪しくなり、3時すぎには雨が降り出してきた。

雨がうれしい。わーい、わぁーーーーい＾＾

また明日からがんばろう！