雪の中で保存したじゃがいもがおいしいのは知っていた。
やってみたいとは思っていたが、どうやって保存するのか知らなかった。
きっと正しいやりかたみたいのがあるんだろうなぁ、と前から思っていた。
先月、となり町の美瑛の道の駅でJAが発行しているフリーペーパーをみたら「越冬じゃがいも作り体験」の参加者を募集していた。
おお、これはチャーンス!と思い申し込んでみたら
あたった!
薄曇りの土曜日。さすが丘の町びえいだ。畑が傾斜地にある。
ちいさい子供をつれたママさんからシニアご夫婦まで、まさしく老若男女が揃った。
総勢10名くらい。はたして私はみごと"当選"したのかは謎だ。
まず、じゃがいも10kgを箱からネットに移す。
1m四方、深さ50cmの穴を作る。
もみ殻を敷く。5cmくらい。
なるほどねー、もみ殻ね。まかせて、うち米作るから。
(精米所にたくさんあるね、きっと^^)
じゃがいもを入れてもみ殻をかけ、土が直接じゃがいもにかからないように、こもむしろを2枚使ってムロを覆う。
こもむしろをきつめに巻いてなわで縛り、換気口を作る。じゃがいもは呼吸しているのだそうだ。
きつく巻くのはネズミが入らないようにするため。
覆ったこもむしろに切れ目をいれて、換気口を取り付ける。
掘り出した土を厚さが20~30cmになるようにかけ、スコップでよくたたいて固める。
粘土質の土で硬く重い。
上土の15cmくらいは凍ってしまう。土を固めるのは水がしみこまないようにするため。
そんなことを聞くと、めんどくさいこともめんどうだと思わなくなるのが不思議。
いつまでも土を盛り続け、執拗にたたき続けてしまう^^;
水はけが良くなるように深さ20cmほどの溝をムロの三方に作ってできあがり。
ちょっとお墓みたい。
ムロの中は0℃くらいだそうだ。凍らないぎりぎりの温度。
そうなるとじゃがいもは「凍ってたまるか~」と糖度を上げるのだそうだ。
途中で豚汁いただきました。
1杯おかわりして、もっとおかわりしたかったが、汁物なのでさすがに入らない…おいしかった
春に掘り起こしがあるそうだ。
なんと10kgいただけるらしい。わーい!
腐ったりねずみに食べられたりしませんように。